琉球新報PDF版速報(523KB)「大江・岩波沖縄戦裁判」の控訴審判決で、大阪高裁(小田耕治裁判長)は10月31日午後2時開廷し、原告の控訴をいずれも棄却しました。判決要旨アジア・太平洋戦争の末期、沖縄戦で慶良間列島の座間味島、渡嘉敷島で起きた「強制集団死」(「集団自決」)をめぐり、座間味島と渡嘉敷島に当時駐屯していた旧日本軍の元戦隊長の梅澤裕氏と故赤松嘉次氏の遺族が、作家の大江健三郎氏と岩波書店に「沖縄ノート」などの出版の差し止めと謝罪広告の掲載、慰謝料を求めていた裁判の控訴審で、大阪高裁は大阪地裁(第一審)判決を支持し、原告らの請求をいずれも棄却しました。
被告席には岩波書店関係者、大江健三郎氏はドイツ出張中のため欠席。原告席には梅澤裕氏らも出席。
小田耕治裁判長は「原告各控訴を棄却する。訴訟費用は原告の負担とする」と述べ、午後2時01分に閉廷しました。
判決を前に65の傍聴券に281人が並びました。
原告側は上告の予定。
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「大江・岩波沖縄戦裁判」大阪高裁判決報告集会
2008年11月12日(水) 18時30分 文京区民センター
【関連報道】リンク切れの場合あり
隊長命令否定せず
岩波訴訟、梅澤氏側の訴え棄却琉球新報 -2008年10月31日【大阪】沖縄戦中、座間味・渡嘉敷両島で起きた「集団自決」(強制集団死)をめぐり、両島に駐留していた日本軍の戦隊長が住民に自決を命じたとの記述は誤りだとして、座間味島元戦隊長の梅澤裕氏や、渡嘉敷島戦隊長の故赤松嘉次氏の弟の秀一氏が「沖縄ノート」著者の作家
...岩波・大江裁判控訴審の争点表琉球新報 -2008年10月30日集団自決訴訟の判決要旨
大阪高裁判決共同通信 -2008年10月31日沖縄集団自決訴訟の31日の大阪高裁判決の要旨は次の通り。
当裁判所も1審同様、梅沢元守備隊長らの請求はいずれも理由がないと判断する。
「太平洋戦争」の記述は梅沢元隊長、「沖縄ノート」の記述は梅沢元隊長と赤松元隊長の社会的評価を低下させる内容だが、高度な
...二審も「軍の深い関与」認める=大江さん著書の名誉棄損否定-沖縄戦集団自決訴訟時事通信 -2008年10月31日太平洋戦争末期の沖縄戦で住民に集団自決を命じたとする虚偽の記述で名誉を傷つけられたとして、元日本軍守備隊長らが「沖縄ノート」の著者大江健三郎さん(73)と岩波書店を相手に、出版差し止めや慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決が31日、大阪高裁であり、小田
...2審も「軍が深く関与」
集団自決、大江さんら勝訴共同通信 -2008年10月31日太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本軍が「集団自決」を命じたとする作家大江健三郎さん(73)の「沖縄ノート」などの記述をめぐり、沖縄・慶良間諸島の当時の守備隊長らが名誉を傷つけられたとして、岩波書店と大江さんに出版差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪
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「真実でないことが明白になったとまでいえず」MSN産経ニュース2008年10月31日大戦末期に起きた沖縄の集団自決をめぐるノーベル賞作家、大江健三郎氏(73)の著書『沖縄ノート』などの出版差し止め訴訟で31日、旧日本軍の元戦隊長と遺族の請求を1審に続いて退けた大阪高裁(小田耕治裁判長)は、判決理由で、両元隊長が住民に直接自決命令を発
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大江健三郎さんの「沖縄ノート」には、太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本軍が住民に「集団自決」を命じたとする記述がある
...「真実相当」と認定/「集団自決」訴訟沖縄タイムス -2008年11月1日「集団自決」訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(小田耕治裁判長)は三十一日、「集団自決(強制集団死)」に対する日本軍の関与を認め、戦隊長による関与についても「十分に推認できる」とした一審・大阪地裁判決を支持し、元戦隊長側の控訴を棄却した。
...[控訴審判決]沖縄タイムス -> 2008年11月1日沖縄戦の際、慶良間諸島で起きた「集団自決(強制集団死)」をめぐる裁判の控訴審判決で、大阪高裁の小田耕治裁判長は原告の主張を退け、控訴を棄却した。
今年三月の大阪地裁判決に続いて再び、元戦隊長側敗訴の判決が言い渡されたことになる。 小田裁判長は「最も狭い
...「集団自決」沖縄戦訴訟しんぶん赤旗 -2008年10月31日沖縄戦の「集団自決」での軍の命令を否定する元日本軍の守備隊長らが、大江健三郎氏(73)の著書『沖縄ノート』などで「自決を命じたと書かれ名誉を傷つけられた」とし、同氏と出版元の岩波書店を相手に出版差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(小田耕治
...沖縄戦集団自決・損賠訴訟:沖縄ノート控訴審
出版差し止めに基準、控訴棄却毎日新聞 -2008年10月31日ノーベル賞作家、大江健三郎さん(73)の著作「沖縄ノート」などで、沖縄戦で集団自決を命令したと虚偽の記述をされ名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の戦隊長らが大江さんと出版元の岩波書店に、出版差し止めと慰謝料3000万円の支払いを求めた訴訟の控訴審判決
...沖縄ノート訴訟、集団自決に軍関与を大阪高裁も認定読売新聞 -2008年10月31日沖縄戦で住民に集団自決を命じたと、作家・大江健三郎さん(73)の著書「沖縄ノート」などで虚偽の記述をされ、名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の元少佐らが、大江さんと発行元の岩波書店(東京)に出版差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が31日、大阪高裁で
...「沖縄ノート」差し止め訴訟
上告審では真正面から判断をMSN産経ニュース -2008年10月31日沖縄集団自決訴訟の控訴審判決で大阪高裁は1審判決と同様、元戦隊長らが集団自決を命じたとする『沖縄ノート』の記述の真実性は否定したものの、著者の大江健三郎氏が真実と信じる相当の理由があったとする「真実相当性」を根拠に原告側の請求を棄却した。
...【社説等】
社説:[控訴審判決]沖縄タイムス-2008年11月1日 沖縄戦の際、慶良間諸島で起きた「集団自決(強制集団死)」をめぐる裁判の控訴審判決で、大阪高裁の小田耕治裁判長は原告の主張を退け、控訴を棄却した。 今年三月の大阪地裁判決に続いて再び、元戦隊長側敗訴の判決が言い渡されたことになる。 小田裁判長は「最も狭い
...社説:岩波・大江訴訟 県民納得の妥当判決だ琉球新報-2008年11月1日 沖縄戦時に座間味・渡嘉敷両島で起きた「集団自決」(強制集団死)に旧日本軍はどう関与したかなどをめぐる史実論争に再び司法判断が示された。
沖縄戦体験者の証言をはじめ歴史研究の積み重ねなどを踏まえた妥当な判決だ。結論を導く筋道が分かりやすい。歴史的事象に対する客観性や普遍性に主眼を置いた解釈、明快な論理展開で言論・出版の自由へ踏み込んだことも特筆される。
...社説:集団自決判決―あの検定の異常さを思う朝日新聞-2008年11月1日太平洋戦争末期の沖縄戦で、住民の集団自決に日本軍が深くかかわっていた。そのことが大阪地裁に続いて大阪高裁でも認められた。06年度の教科書検定で、軍のかかわりを軒並み削らせた文部科学省の判断の異常さが改めて浮かび上がる。
社説:沖縄ノート高裁判決 言論の萎縮に警鐘を鳴らした毎日新聞-2008年11月2日沖縄戦で住民に集団自決を命じたとの記述で名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の戦隊長らが「沖縄ノート」の著者の大江健三郎さんと岩波書店に出版差し止めと慰謝料を求めた裁判で、大阪高裁は原告の主張を退けた1審判決を支持し、控訴を棄却した。
...社説:集団自決判決
検定の立場は維持すべきだ読売新聞 -2008年10月31日結論は1審判決と変わりはない。しかし、受け止め方によっては、沖縄戦の集団自決をめぐる歴史教科書の記述に、新たな混乱をもたらしかねない判決である。
集団自決を命じたと虚偽の記述をされ名誉を傷つけられたとし、旧日本軍の守備隊長だった元少佐らが、作家の大江
...【主張】沖縄集団自決訴訟
判決と歴史の真実は別だMSN産経ニュース -2008年10月31日沖縄戦で旧日本軍の隊長が集団自決を命じたとする大江健三郎氏の著書「沖縄ノート」などの記述をめぐり、大阪高裁も同地裁同様、大江氏側の主張をほぼ全面的に認める判決を言い渡した。 訴訟は、大江氏らが沖縄県渡嘉敷・座間味両島での集団自決は隊長の命令によるものと
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