2007年10月3日水曜日

10・3文科省緊急要請・宣伝行動

本日3日(水)仲井眞沖縄県知事の要請行動に
あわせ急遽、文科省への要請・宣伝行動を実施します。
ご都合のつく方、是非ご協力ください。
一人でも多くの参加をお願いします。

11時から知事は渡海文科相へ要請予定。

○内容
沖縄戦「集団自決」教科書検定意見撤回を求める要請書を
文科相へ提出し、文科省前で宣伝行動を行います。

○日時
2007年10月3日(水)
10時30分から11時15分ころまで

○場所 文科省仲通側 地図

要請・宣伝行動の主旨
県民大会以降、政府・文科省は教科書会社の「訂正申請」受付によって強制集団死「集団自決」記述削除問題を収束させるかのように伝えられています。

「訂正申請」のみの解決は「軍の強制・命令・強要・誘導」に関する記述が認められるか定かではありません。また「軍の関与」をなんらかの形で記述することは、決して記述の復活とは言えず、結果的に曖昧な決着となる可能性があります。

9月29日、11万を超える人々が結集した沖縄県民大会は「教科書検定意見の撤回を求める県民大会」であり、「検定意見撤回」署名は全国から52万人以上にも及んでいます。「検定意見撤回」の意見書採択は沖縄のみならず、全国に広がっています。

このような運動の成果にかかわらず、文科省は依然「検定意見」の撤回には応じようとはしていません。

あらためて、文部科学省が今回の沖縄戦記述に関する検定意見=修正指示をただちに撤回し、沖縄戦の真実が正しく教科書に記述されるよう強く要求します。



要請書

文部科学大臣 渡海 紀三朗 殿

大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会
沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会
大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会


沖縄戦「集団自決」教科書検定意見撤回を求める要請書


私たちは文部科学大臣に対し、9月29日の沖縄での「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に示された11万人を超える沖縄県民の意思を真摯に受けとめ、次の措置をとられるよう強く要請します。この要請は、沖縄県民だけではなく、平和を願う日本のすべての人びとの要求でもあります。

1.沖縄県民大会の決議通り、検定審議会における再審議の機会をつくり、検定意見の撤回を決定し、沖縄戦記述に関して申請時の記述に戻すこと。

2.沖縄県民大会の決議に即した国会決議を採択し、官房長官談話の発表を行い、今回の沖縄戦検定の責任を明確にすること。それによって、二度と戦争を起さない決意を再確認し、その決意を教育に生かすようにするとともに、今回のような恣意的な検定を二度とくり返さないようにすること。

3.今回のような事態が繰り返されないようにするため、「教科用図書検定基準」に「近隣諸国条項」に相当する「沖縄条項」を加えること。

4.「沖縄条項」新設に合わせ、検定審議会委員に沖縄近現代史の研究者を加えること。

2007年10月3日

連絡先 大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会
略称:「沖縄戦首都圏の会」)
〒101-0051千代田区神田神保町3-2 サンライトビル7F 千代田区労協気付
TEL 03-3264-2905  FAX 03-3264-2906